会計思考 実践編
上場会社の財務諸表を読む上で必要な損益計算書と貸借対照表の会計項目を理解します。

ゴール
実務視点での解説と三表思考による検討を通じて、上場会社の財務諸表を読む上で必要な損益計算書と貸借対照表の会計項目を理解します。
概要
レクチャーと演習を通じて、上場会社の損益計算書と貸借対照表について主要な会計項目を理解していきます。現場に通じた講師が会計項目の実務上の意味を解説した上で、ある取引が財務三表へどのように反映されるかを三表思考で検討します。本コースに取り組むことで、上場会社の損益計算書と貸借対照表を抵抗を感じずに確認できるようになるでしょう。
このような問いに答えられるようになります
例えば、以下の取引について、財務三表にどのように計上されるか自然と考えられますか
- 決算期末になり、売掛金期末残高に対して10万円の貸倒引当金を計上する
- 購入していた製品製造の材料10万円を紛失したことが発覚した。棚卸減耗損を計上し、材料在庫の額を実際額に修正する
- 建物(取得原価150万円、簿価100万円)を80万円で売却した。対価は80万円を現金で受け取った
- 法人顧客に依頼され、製品の製造にあたって事前に前受金10万円を受領した。製品は完成後に50万円で販売されるが、前受金10万円が充当される
- 販売した製品について、将来、修理を無償で行う約束をしている。過去に販売した製品について、50万円の修理費用が発生する可能性が高く、製品保証引当金を計上する
こんな方にお勧め
- 上場会社や大企業などの財務三表を読めるようになりたい方
- 実務レベルの財務三表モデリングの前提となる会計への理解をしっかりと身につけたい方
- 簿記を勉強したが、簿記と実際の事業との関連がイメージできずしっくり来ていない方
- さまざまな会計項目について、実務の視点で意味を確認したい方
受講に必要な事前知識など
基本的な取引が財務三表へどのように反映されるか考えられること(会計思考 三表思考編で扱うレベルの理解)
受講に必要な環境など
- PCでの受講を推奨します(PDFを確認しながら問題を解くシーンがあるため)。
- タブレットやスマートフォンでの受講は推奨しませんが、動画の視聴は可能です。
実施形式と受講期限
本コースはすべてシステム(動画)で提供され、いつでも受講を始められます。受講期限は受講開始から3か月後の月末です(例えば、8月に受講を開始した場合、11月末までコースにアクセスできます)。
認証
本コースを修了した方へは成績に基づく評価認証が発行されます。成績は選択問題と計算問題で構成される理解度確認テストで評価します。
構成
合計:6.0時間
- 動画レクチャー:4.5時間
- ワーク:1.0時間
- 理解度確認テスト:0.5時間
主なトピック
貸借対照表の資産 | 現金及び預金、営業債権、棚卸資産、貸倒引当金、有形固定資産、のれん、投資その他の資産、など |
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貸借対照表の負債 | 営業債務、前受金、借入金・社債、引当金、など |
貸借対照表の純資産 | 株主資本、純資産と配当、自己株式、新株予約権、ストックオプション、など |
損益計算書 | 売上高の計上、減損損失、法人税等調整勘定、など |
連結会計の初期的な理解 | 連結会計のイメージ、持分法、非支配株主持分、など |
制作担当講師

村橋 秀一
公認会計士。監査法人トーマツ、フロンティア・マネジメント、野村證券を経て、村橋公認会計士事務所を設立し独立。監査、財務DD、M&Aアドバイザリーなどの豊富な実務経験を持つ。BizObiでは、財務会計・財務モデリング・バリュエーション(企業価値評価)領域のトレーニング制作と講師を担当。